食べ過ぎ注意

アメリカにおける「肥満問題」は、年々深刻な社会問題になっているらしい。
5年前にフロリダのディズニーワールドに行ったのだが、
確かに驚くべきレベルの肥満者があふれていた。
どんなレベルかと言うと、もう自力でそんなには歩けないレベル。
各アトラクションの近くに、浦安ディズニーランドと同じにベビーバギー置き場があるのだけど、
フロリダにはそのわきに電動車いす置き場が必ずある。
レンタル電動車いすがあって、すごーくたくさんの人が利用しているのだ。
さらに驚くのは肥満ファミリーの数。両親が超肥満だと、必ずぐらいに子どもも超肥満。
小学生ぐらいの超肥満の男の子、女の子たち。これから青春なのに・・・

私の英語のクラスでも時事問題を扱うので、肥満問題はしょっ中出てくる。
一流レストランにもメニューにカロリーを明記するべき法案が出された、とか
小学校で、ランチにジャンクフードやアイスクリームを売らないことにしようとしたら、
業界が大反対したのみならず、PTAからも猛抗議があったとか。

太っているだけならとやかく言うのは余計な御世話だが、
ある程度以上になると確実に健康を害する。その医療費も年々増加するばかり。
健康保険がまだ整っていないアメリカでは、その負担のしわ寄せが一般の人にくる。
ミックの払う保険料もすさまじく値上げされているらしい。
彼は来るたびに現状を憂いている。
「きれいなレストランで、さあ何を食べようかな、と思ってたら
 隣のテーブルに信じられなく太ったお母さんと娘が座ったんだ。
 2人ともおしりがマッシュルームのかさのようにいすにかぶさってるんだ。
 娘は小さな小さな赤ちゃんを抱いているんだけど、
 あの赤ちゃんの行く末は必ず・・・と思ったら、もうなんにも食べたくなくなったよ・・・。」

軽井沢の朝のダイニングは大盛況。GWを楽しむたくさんの人、人、人。
ふと見ると、その中に一組だけアメリカ人初老カップル。そしてその奥さんが…超肥満。
鮮やかなブルーのダボっとしたドレスを着て、
ビュフェでとってきたものでお皿を山盛りにしてゆっくりいつまでも食べている。
チョイ太めぐらいのご主人はもう食後のコーヒーなのに、彼女はまだまだ終わらない。

翌日はもっと混んでいて、しばらく並んでやっと入れた。
これからますます混むんでしょうね、等と話しながら席に着いたら
なんとあの席にまたあのカップルが。
しかもデジャブのように同じ状況。
ブルーのドレス、山盛りのお皿、コーヒーのご主人。
ミックが声をひそめて言う。
「彼女はまさか昨日からずっとあそこで食べてるんじゃないよね・・・?」

ミック。ありえないでしょ。
でもあれだけの人数の中で、肥満なのは彼女一人。
アメリカにいれば気付かなくても、今回は自分だけが太っていると気付いたわね、きっと。
これで少し変わるかもよ。
「気付かないよ。あんなに混んでるのに、気付かずにゆっくりゆっくり食べてたでしょ。」
確かに。あそこだけ空気が止まっていました。

人のことばかり言っていられません。
私たちも調子に乗って連日食べ過ぎてるわよね。
「本当だよ。ぼくは明日はもう何も食べない。」 ・・・うそばっかり・・・

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ボクは走るからねー。
ごはんは減らさないでねー。

 

by mamimi-loves-leo | 2010-05-02 22:32 | 考えたこと | Comments(0)