「動物の心が読める」って。

昨夜はお鍋を食べながら、なんとなく「志村動物園」を見ていたのですが。

ご覧になったでしょうか。「動物の心が読める」外国人女性のコーナー。
私はずーっと以前にも、同じ人かどうかはわからないけど
やはりこういうのを見たことが数回はあるのですが、
れおと暮らし始めてからは初めてだったせいか、内容のせいか、
以前の時よりずーっと重く深く感じ入ってしまって、
最後には腹立たしくさえなってきて。逆切れ的ではありますが。

以前はたしか、ある日から急に凶暴になって手がつけられない犬の気持ちを読んで
もう忘れたけどなにか理由があって、飼い主さんがじゃあ気を付けます、みたいな
まあね、そういうこともあるかもね、で終わるような内容だったと思うのだけど
今回のは辛かった・・・

脳の深いところに腫瘍ができて、もう目も見えない、匂いも分からない
歩くことも立つこともままならない8歳の柴犬が
夜中にとつぜん吠えたりうなったりする。何が言いたいのか?
との飼い主の疑問に応えるべく、彼女がやってきて柴くんの心を読む。

もう日に日に弱って辛そうな愛犬と暮らす一家の苦悩、憔悴は察するに余りある。
獣医さんにも、安楽死と言う選択肢を提示されてもいる。
その経験がない私でさえ、その選択がどんなにむずかしいか、
一分でも長く息をしていて欲しい、暖かい体である以上そばで見守っていたい、
と同時に、彼は辛いだけなのか、楽にしてあげるべきか、
一緒にいたいというのは私のエゴなのか、と、悩んで悩んで悩んでいるのは確か。

彼女の「言葉」としては、過去の一家と柴くんとの思い出を織り交ぜつつ
「柴くんは動けない自分がもう嫌われたのではと思って不安でいる。
 ずっと一緒に行っていた大晦日の除夜の鐘つきにもまた行きたがっている。」

そこでほんとに突然奇跡的に柴くんがヨロヨロ立って歩きはじめて
「ほら、ボクはまだ歩けるよ、って見せています」と彼女。

これって、本当なのでしょうか。絶対に。
一昔前のオカルトブームで、亡くなった人がああ言ってる、こう言ってる、
という「霊媒師」的な人が各局に一人はいるような時期があって、
確かあまりにも問題が多くて自粛して無くなったはず。

この一家の過去のいきさつや除夜の鐘のことなど、
絶対に事前リサーチしていなかったのでしょうか。
テレビの山程ある「やらせ問題」を思うと、素直には信じきれない。

もし、これがショーアップされたものだったら罪作り過ぎると思う。
やってきた彼女の最初の一言が(オンエア上ですが)
「まず、ものすごい頭痛です。針金で頭を締めあげられているような絶え間ない痛み」。
この一言だけだって飼い主一家の脳裏に突き刺さって取れないと思う。
たとえどんなに愛して一緒にいてつくしても、激しい頭痛を取り除いてはあげられない。
この事実(だとしたら)は、この家族の悩み、苦悩を果てしなく深めたに違いない。

人間バージョンが「禁じ手」になったから、
隙間的にペットバージョンが始まったらいやだ。
こういう人の力が欲しい、すがりたい人がいるのは確かだしそれは否定しない。
そういう人は自分の責任と範囲でそういう「能力のある人」を探して
自分だけで納得して癒されればいい。
私だってそうしたいと願う、そうする日が来ないとは言いきれない。
「死」という事実、「死別」という悲しみには勝てないもの。
だけど、テレビで「事実」として放送して
スタジオにいる出演者も涙涙で、おそらく視聴者も涙涙で(もちろん私も)
それで、ああ良かったね、気持ちがわかって良かったね、って

そんなこと誰がわかるの?何が良かったの?本当に良かったの?  

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by mamimi-loves-leo | 2011-01-30 17:31 | 考えたこと | Comments(12)

Commented by チップ&デールママ at 2011-01-30 19:21 x
ほんとほんと!
人間がダメだからペットバージョンなんて許せませんね!
飼い主は最後の最後までワンコの生命力を信じてるし、ワンコも生きようとずっと頑張ってくれるものです
闘病中に他人が入り込む隙なんてないと思います
何年も経ってから、ふと話がしたいと思うことはありますけどね
でもやっぱり付け入られるのは嫌だな〜
こういうの感動話みたいに演出されるのって、気持ちよくありませんね!
Commented by そら&りきママ at 2011-01-30 20:49 x
私も以前この番組で他のワンちゃんの気持ちを代弁するのを見て、
あまりに辛くて今回は見ませんでした。
この方の言葉で救われることもあれば、わからなくてもいいことも
知ることになるわけです、本当かどうかを信じるかは
その人それぞれになるわけですが。
「嫌われているか不安になっている」「刺すような頭痛」
そんなことを言われて辛くならないわけがないですよね。
今の日本では人間の安楽死は認めれておらず、動物には認められている。
苦しさから解放してあげたい、ならば安楽死?
でも生きていてい欲しい、飼い主のエゴ?
わたしもその時にならないとわからないことだと思います。

以前、病床の父の看病をしていた私にお医者さんは急変した場合、
延命治療をしますか?と聞かれ、「父の命の寿命を私が決めていいのだろうかとすごく悩みました。
これは人でも犬でもむずかしいことです。

その飼い主さんが希望されてのことだとしても、
私的には飼い主と犬の今までの幸せな生活があるなら、
少なくとも「嫌われているか不安になっている」という言葉は
ないと思っていいと思うんです。
Commented by 甘栗 at 2011-01-30 22:01 x
私も、母が急死して、仕事の板ばさみで思うようにそばにいてあげられなかった後悔に苦しんでいた時、
旅先でたまたま同じ席になった年配の方になぜかその話をしてしまって

そしたらその方が
「それは、誰でもみんな同じなのよ。私もそう。肉親を亡くして後悔のない人なんていないのよ」
と言ってくださって、救われた思い出があります。結局、当人じゃない人ができるのって、苦しみの乗り越え方のアドバイスくらいしかないし、それで充分すぎると思うし。
家族(ペットだってもちろん家族)の心を代弁するなんて、いくらなんでもおこがましすぎる。見ているこっちが恥ずかしいので、私は「オーラの泉」も大嫌いでした。ほんとに同感です。
Commented by JINパパ at 2011-01-30 23:31 x
人を介して気持ちを聞かなくても、自分の感じるままで良いのではって私自身は思いますね。人間より動物の方がもっとシンプルな考え方ではと思うのです。生きたい、一緒にいたい、好き、子孫を残したい、食べたい、遊びたいといったシンプルな思想が人間より強いと思います。出来る範囲でわかる範囲で出来る事してやるとそれが嬉しいって思って貰える気がね・・・
Commented by みぽこ at 2011-01-31 01:27 x
この番組のこのコーナー、犬を飼ってる側からみるとモヤッとすることありますよね。
人様の大事な家族について好き勝手言ってくれるな、と思います。
いつだってどんなめにあったって飼い主のことを信じて疑わないのが犬という生き物なんじゃないのかなあと思うんですけどね。
Commented by mamimi-loves-leo at 2011-01-31 10:32
チップ&デールママさん。
このご家族も、お気持ちが弱まっているところにあれよあれよで
こんなことになった気がしてなりません。
私も最初はご家族の救いになれば、と思っていたのですよ。
でも彼女の(嘘かホントかわからない)一言一言に
身をよじって号泣なさるのを見て、気の毒でならなくなってきて。
翻弄するにもほどがある、と思いました。
こんな難しい問題を、楽しい動物番組のほんのひとコーナーで
ちゃちゃっと見せるなんて間違っていると思いますよ。
Commented by mamimi-loves-leo at 2011-01-31 10:41
そら&りきママさん。
私が以前に見たのは、しつけ教室の延長のような
「犬の問題には犬にもちゃんとしたワケがある。」的なものだったので
そんなに深く気にとめるものではなかったんです。
でも今回のは人に見せるショーにする内容ではなかったと思いました。
彼女の口から、「今彼はこんなシーンを思い出して私に伝えています。」と
いくつか出てくるのですが、すぐにご家族が「あ、あのことだわ」と
その言った通りのシーンの写ってるアルバムが出てくるんですよ。
疑い深い私としては、事前にどんなワンちゃんですか?とか聞かれて
スタッフにはアルバムを見せたんじゃないかと。それから、その家に
来る経緯ゆえに芝ちゃんが再び嫌われたと心配している、と言うのですが
その経緯も事前にスタッフに話しているに決まってると思うんです。
嘘も方便で、ご家族の心の救いになるならいざしらず
帰って具体的な辛さを残してどうするんだ!!と思っています。
もう見ないようにします。流行しませんように。
Commented by mamimi-loves-leo at 2011-01-31 10:50
甘栗さん。
そうなんです。私も父を突然亡くした時に、父が自分で満足して納得してあちらに行ったのです、私にははっきり感じます、と言っていただいて
それももちろん嘘かホントかわからないけど、でもそのときはすごく救われたんです。突然過ぎて無念ではないのだ、と。
こういうことって救いになればこそだし、ましてやこの芝くんはちゃんと生きているんだし、もし彼の本意ではなかったらと思うとその方が心配でなりませんでした。
私も結局最後まで見ちゃったし、視聴率が良くて人気コーナーにでもなったらすごく嫌だなあ、と思って反省しています。
Commented by mamimi-loves-leo at 2011-01-31 10:57
JINパパさん。
そうですよね。シンプルだからこそまっすぐに伝わってくるんですよね。
医学的な治療等は専門家の力を借りなければどうしようもないですが
日々の接し方はずっと愛して近くにいた自分の考えることが
一番そのコに近いはず、と信じていくものなのでしょう。
昨日今日会ったのではない、その日までの毎日のアイコンタクトや
一挙手一投足の積み重ねですよね。
あんなに心が弱まっているときに翻弄されて・・・と
でも私でもあり得るし、自分に置き換えると忸怩たる思いでした。
Commented by mamimi-loves-leo at 2011-01-31 11:00
みぽこさん。
そうですよね。一度心の絆ががっちり結ばれたら、間違っても主人の愛を
疑ったりしませんよね。だからこちらも一生懸命応えるんですもの。
「ぼくはそんなこと思ってないよー。」って言ってるかも、と思うと
さらに辛くてたまらなくなります。
Commented by ゆう at 2012-10-13 20:41 x
捻くれてますねー。
Commented by mamimi-loves-leo at 2012-10-14 20:10
ゆうさん。
ふふふ、そうですか?