先週の今日はわからなかったこと

ちょうど一週間前まで、我が家はどんよりと重い空気に包まれていた。
長女の受験がいよいよ大詰めになり、ずっと長くの心身の疲労もあるなか
肝心の第一志望校の試験の手応えが不安だった彼女はすぐに涙ぐむような状態で
私たち家族も彼女のずっと以前からの強い希望と、
そのためにし続けてきた彼女なりの努力を思うと「まあ仕方がないじゃない」とも言えず
腫れ物に触るような、でも現実を受け入れる心構えも促さなくてはならず
どうすることもできないままに発表の日を待っていた。

その最中、テレビが壊れたりもして、シンと静まりかえった家の中で
ただただ祈りながら審判の日を待ってた。

そして一週間前の今日の午後、合格がわかり空気は一変。
あーよかった、これで何もかも万々歳、全ての不安も懸念も吹き飛んで
長女は前途洋洋~♪ 

こんな浮かれ気分はちょうど24時間しか続かなかった。

自然の大きな脅威、人々の命、社会の抱えた問題の前では
我が家の抱えていた問題のなんと小さかったことか。
被害の映像を見たり、被災者の方たちの現状を知ったりお心を思って
日に何度も涙が出てしまう毎日。
余震や放射線の情報に怯えてお腹の底から恐怖が湧いてくる日々。

ようやく昨日になって、「学べるテレビ」での冷静な解説を聞いたり
さらに今朝は、
「半径10㌔圏内」に位置付けられたために
実際の放射線量はまったく低いのに風聞被害で物資の運びこみを拒否され
「兵糧攻め」にあっている市の市長さんが各局に電話で惨状を訴えたためか
どの局もやたらと放射線漏れの恐怖をあおるコメントを止めてくれたので
私もやっと落ち着いていろんなことが考えられるようになってきた。

日赤のサイトからカードでの寄付の手続きをして、
あとは近々トラックで現地へ向かう友人がいる、という人へ託す品物をまとめなくては。

できることを一つ一つして、あとは冷静に慎重に丁寧に生活をすること。

この経験からきちんと学んで今後の人生に役立てて行かなくては
被災して亡くなった方、生活の全てを失った方たちに申し訳ない、と
娘たちと話している。

長女は理系の大学生になる。
直接原子力とは関係のない分野だけれど、国立大学で学ぶ以上
自覚を持って社会に貢献できるような人になるのを目指してほしい。

大学に入っただけじゃなんにもならないのよ、真の幸せではないのよ、
本当の幸せはこれからのあなたの努力にかかっているのよ、と
教えられたのだと思う。




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by mamimi-loves-leo | 2011-03-17 18:04 | 考えたこと | Comments(10)

Commented by まりっぺ at 2011-03-17 19:07 x
本当に一寸先は闇。そして、近代の生活がこんなにもろいものとは想像もしていなかったです。本当にトンネル抜けたと思ったら、出口の見えないトンネルにまた入ってしまいましたね。
Commented by JINパパ at 2011-03-17 21:33 x
何かが起こらないと、なかなか色々と思ったり、考えたり、まして有難さを痛感する事も無いですよね。受験も一つの試練・・・おそらく多くの若者が初めて遭遇するもの。そして身近に起きる災害・・・経験は出来ればしたくないですが。でもそれを経験し、たとえ乗り越えられなくとも挑戦したものだけが得る何かって一生の宝物になると思います。感謝の気持ち、助け合いいたわり合う気持ち・・・聖職者でない我々はなかなかそういった気持ちを持ち続ける事も出来ないですから。
Commented by ネオママ at 2011-03-18 09:52 x
一週間前に『合格おめでとう』と嬉しいコメントを入れたばかりなのに
たった一週間で世の中が大きく変わっちゃったような気がしますね。
でもお嬢さんに明るい未来が開けている事に間違いはありません!
これから自分が出来る事に精一杯打ち込んで
本当の幸せを見つけて欲しいと思います。
Commented by 甘栗 at 2011-03-18 10:00 x
ほんとにほんとに、1週間前のブログ見ると、「誰これ?」くらいのんきで欲望全開・・・
私はあせって「石葉」の滞在ブログを書いていた。

それにしてもショックだったのが昨日の朝刊の、防護服を着た数人の男性が、避難してきた主婦の被爆値チェックをしている写真。

まるで超危険物みたいじゃないですか。そんな写真を、全国紙が紙面半分使って、テレビ面で。
新聞がこうして偏見を作り出してるんだ、と思って怖くなると同時に、怒りを感じてしまいました。

後ろの記事で偏見をいさめるコラムのっける前に、
お前が考えろや!って感じです。

ネットもツイッターもない、新聞が頼りだった時代は情報操作ってかんたんだったんだろうなあ・・・
Commented by そら&りきママ at 2011-03-18 14:07 x
私も先週の今頃、ブログの記事を書いて更新した直後に地震がきました。
のんびりとしたお昼すぎを過ごしていたのに、急に世の中が変わってしまったことに動揺。

お嬢様の受験だって、人生において大事の一つだと思います。
何かの巡り合わせでこの年に大きな災害が来てしまいましたが、
東北の方々の状況や人間性を見ることで、日本や世界の人々に
今できること、これからの生き方を考えなさいということなのかなと思いました。
Commented by mamimi-loves-leo at 2011-03-18 14:12
まりっぺさん。
いつ何が起きるかわからないから・・・とかと言っておきながら
実はたいしたことは考えていなかったことがよくわかりました。
こんなことが起きるんですね。
このトンネルをまた抜けられたら一緒に喜びましょうね!
Commented by mamimi-loves-leo at 2011-03-18 14:20
JINパパさん。
経験することで奥行きが深くなることは多いにあるでしょうね。
今回は人々の助け合う姿、己を律して耐える姿、たくさんの素晴らしい姿を
毎日毎日見せていただいて、娘たちも思うところ感じるところが大きいようです。
ここで知ったこと得たものを忘れずに持ち続けることが大切ですね。
私も家のソーラーシステムとか、真剣に検討しようと思っています。
Commented by mamimi-loves-leo at 2011-03-18 14:25
ネオママさん。
娘を祝福して下さってありがとうございます。
ネオ兄さんもうちの娘たちもこれからの日本を支える世代、
こういう有事の際に、思いやりの心を持って誠実に人のために働ける、
日本人がずっと保ってきた良き国民性をしっかり継承した人に
なってもらわないといけないですね。
こういう状況下ではありますが、春からの新しい生活には彼女なりに
希望を持って明るく張りきって臨んでほしいと思います。
Commented by mamimi-loves-leo at 2011-03-18 14:34
甘栗さん。
報道の姿勢って大きいですよ。東京のように離れた場所でも買い占め!って
非難がましく言っているけれど、すぐにでも黒い雨が降り死の灰が舞うような
扇情的なコメントや記事を垂れ流した責任は大きいと思います。
それで世論が「風評被害」に同情し始めると急に論調が変わって。
私がイヤだと思った扇情的コメンテーター、その後見かけませんよ。
それで視聴率や購買数増やしたいなら立派な便乗商法だと思います。

・・・が、「石葉」のブログも読みたいです・・・ 
もう止めちゃったのかなあ、お蔵入りかなあ、って実は心配していました・・・
Commented by mamimi-loves-leo at 2011-03-18 14:46
そら&りきママさん。
「ポンペイ展」を見たときに、正に直前まで飲んだり食べたり
普通に暮らしていた形跡がたくさんあるのを見てとても驚きましたが
こういうことなんですね。今回の地震、津波を知ってよくわかりました。
娘のこの一週間のUP・DOWNは相当なものでした。
この経験をしたことで、今後の彼女の人生の耐性が
強くなっていることを期待します。
これから復興する人間の不屈の努力、エネルギーが産み出すもののすごさも
目の当たりにすることと思います。
戦後の混乱からの復興を知っている親たち世代はやはり強いですよね。
肝の据わった日本人になってほしいです。