久しぶりの映画の話

もう十日ほど前、9月21日の話ですが、
「ミケランジェロの暗号」を観てきました。
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夏からずっと、特に観たい映画もなくて、友人たちと「どうする?どうする?」と言いながら
何度もレディースデーをやり過ごしてきました。
この映画もちらっと作品紹介を読んで、ナチス関連のヨーロッパ映画(オーストリア)ということで
暗くて思い、ディプレッシブな映画だったら辛い・・・と思ってパスしようとしていたのですが、
そんなときに甘栗さんのブログを読んだのです。

タイトルからして「今日の映画は大当たり!」、読んだらもうワクワクしてきて観たくて観たくて
読み終わった瞬間にいつもの御近所友だちに
「確実な線からの情報だから間違いないです」と一斉メール。
すぐ次の水曜にも行きたかったのですが予定が合わずで21日に決めました。

そうしたらあいにく、21日は大型の台風が関東目指して急接近中だったのですが
「いいんじゃない?とりあえず午前中は」「様子を見て、ランチは軽くしてもね」などと
いつもながらの頼もしい面々、無事予定通り日比谷に集合したのです。

もう、本当に大当たりでした。パスしなくて良かったー、ありがとう、甘栗さん!
例によってハリウッド作品でないとあまり宣伝もされていなくて認知度も低いし
上映している映画館も(うちの近くでは)日比谷だけ、という状況、
友人たちも「知らなかったー、見逃すところだったー、面白かったー」と口々に。

もちろん背景があの暗黒の時代ですから、救いのない地獄の片鱗も見えるのですが
映画のメインはそこではなくて、
そんな暗黒の地獄でも希望や真心を捨てずに、
人間の最大の武器である「機転」を効かせて突き進んでいく主人公とその周りの人。
公式サイトにもあるように、とある名画を巡っての「サスペンスミステリー」なのですが
その主人公には最新の武器も秘密兵器もない、
ただ「知恵」と「機転」だけ(もちろん物語なので「幸運」や「偶然」もあるけど)を使って
まんまと全てを備えた巨大な敵を向こうに渡り合うのです。

主人公もいいし、周囲の人もそれぞれすごくいい。印象を残します。
ユーモア溢れた映画なのに、あの時代の地獄の現実を冒涜することも軽んじることもない。
ほんとうに品のある、後味のとても良い映画。
でも考える物は残します。やり場のない不条理の犠牲者たち。
史実から目をそむけてはいません。   ・・・素敵な映画でした。


ちょうど伊豆の旅行記の最中で、すぐにここに書けなかったのですが、
ではなぜ今日これを書いたのか。

それは、今日また甘栗さんったら映画観てきて「傑作!」なんて書くんだもの。
それも観に行かなくっちゃ、じゃあその前にあれを書かなくっちゃ、と慌てましたよ。

来週のレディースデーには、友人の希望で「ベニスに死す」を観に行くのです。
私は観ていないのですが、彼女曰く
「ヴィスコンティの真骨頂よ。もうマーラーがたまらないのよ」とのこと。
それももちろんすごく楽しみ。

レディースデーが俄かに忙しくなってきました。
みんなもうポイントもたまっているから、他の曜日に行こうかしら。
とりあえず、早速一斉メールを送らなくては。「確実な線から・・・」って。





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by mamimi-loves-leo | 2011-10-01 18:41 | お出かけ | Comments(2)

Commented by 甘栗 at 2011-10-02 11:42 x
映画、お好みに合ったようで何よりです!!

確実な線からの情報、
だなんて、私のひとりよがりな感想にもったいないお言葉
(;°皿°)

でも観たら、「勧めずにはいられない」ってキモチ、わかるでしょ
特に途中で入れ替わった後の、ありえないドタバタ。主人公のお父さん、温かいのにクールで、しかも強くて賢くて、理想の男性像かも。そして女性もステキだった。けっしてハリウッド型の華やかな美人じゃないけど、芯の強さがあって。脱出に成功して、母親がスイスから電話するシーンは本当にほっとしました。
そして、なんであの入れ替わりのギャグがこんなに笑えるのかと考えたら、ドイツ軍の威張りようと、間抜けさのギャップですよね。まみみさんが観てくださって、ネタバレ恐れずに感想を語り合えて嬉しいです!
Commented by mamimi-loves-leo at 2011-10-02 21:53
甘栗さん。
良い映画でしたー、本当に。役者さんも良かったですよね。
どの人も初めて観た人ですが、こんな上手な人がたくさんいるんだ、と
ちょっと驚きました。
お父さん、素敵ですよね!冷静で、目先の感情を超越して先を考える、
まさに「大黒柱」はこうでなくっちゃ、と思える理想形です。
(彼の)最後の描写が抽象的だっただけに、よけいに悲しくなりました。
最後のシーンもよかったー。
主人公のウィンクと、肖像画のお父さんの目が。
良い映画を教えて下さってどうもありがとうございましたm(__)m