「ライオンキング」

「ライオンキング」を観てきました。
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先日、「オペラ座の怪人 25周年記念公演 in ロンドン」を観たとき、
その圧倒的な迫力、声量、演技力、舞台装置、劇場、何もかもに感動して、
 
・・・四季ではこうはいかないだろうなー、四季のは観るのやめよう、

なんて思ったんです。正直なところ。
だから今回友人に、ライオンキングに誘われたときも内心、
う~ん・・・ まあ、しばらくお芝居も見ていないから行ってみようか、ぐらいの
不遜な気持ちだったことは否めません。

ところが。

やっぱり行って良かったー。楽しかったんです、とっても。
休憩の前後、一時間半ずつあるのですが、どちらもあっという間に感じるぐらい。

いつも四季を観るたびに感じる、徹底的なサービス精神。
お客さんに伝えよう、楽しませよう、満足してもらおう、という真摯な気持ち。
大きすぎない劇場ならではの臨場感もあって、
ほんとに手取り足取り丁寧に楽しませてもらえる快さを感じます。

ただ、いつも思うのですが、
それほど大きな劇場ではないからこそ、もう少しPAがなんとかならないかと。
100%マイクを通した声だけが響き渡ってしまうと、
すぐそこで歌っている、という気があまりしないのです。録音みたいで。
なま声でも聞こえるぐらいな距離にいるのに。せっかく目の前で歌ってくれているのに。

でも、口パクのような気の抜けたことしていないのはもちろん伝わります。
例えば、当たり前のことかもしれませんが、
草の書き割りを寝っ転がって支えている草の役の人が、
寝っ転がったまま満面の笑みで、あるいは主役たちと同じ表情を作って
大きな口を開けて歌い続けている様子。
このお芝居の一翼を担っていることへの喜びや誇りが全身から溢れています。
ステージ上の全ての人が、技術を磨き、心身をストイックに鍛錬してきた集大成。

これが「ライブ」の、「プロの技」の魅力なんですね~045.gif
それだからこそ、東京だけでも4500回を超えるロングラン公演をしてなお、
ほぼ満席になるほど人を惹きつけるのでしょう。
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気持ちよーく心をアフリカの大草原で遊ばせてもらい、
すっかり満足した私たちは
「次は『美女と野獣』を観に行きましょう!」と約束して帰途につきました。

劇団四季は、やっぱり素敵です♪





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by mamimi-loves-leo | 2012-01-19 21:55 | お出かけ | Comments(4)

Commented by sogno_sonyo at 2012-01-19 23:29
ライオンキングについては・・ちょっと黙ってはいられません。
・・ってドしろうとな意見でしかないのですが・・^^;;;
とにかく大好きで昔初めて観てから4~5回足を運んでいます。
まみみさんのように専門用語を知らないのですが
草の役者さん達ね~ちゃんと自分自身も演じているのですよね。
主要な役の方々も 動物のお面を繰りながらもやっぱりその下で
自分自身の顔で演じていて・・どっちを見ていたらいいの?と思ったけど
両方で一つと思うことにしました。
作り物の鳥達が乱舞してデフォルメされた動物達が郡唱して
独特の美しさですよね。
ウチのシンちゃん・・シンバ。
このお芝居から名前をもらったんです・・・。
Commented by mamimi-loves-leo at 2012-01-20 15:51
sogno_sonyo さん。
シンちゃんは、シンバだったんですね!!由来を伺いたいと思っていました!
そんなに何回もご覧になっているんですか。新しい感動があるのでしょうね。
私は純粋に芝居だけを観ていた若いころと違って、最近は役者さんたちの情熱や、ここまで重ねてきたであろう努力や忍耐を思ってしまってさらに深く感じ入ってしまします。
おっしゃるとおり、舞台上にいるのはかぶり物をした黒子でもなく、
かといって人そのものでなく、不思議な世界ですね。
でもすっかり引き込まれて何の違和感も感じなくなる。
舞台装置と言い、動物の表現方法と言い、最初に考えた人はすごいわね、と友人と話しました。ブロードウェイでも観た友人が同じだったと言うので、きっと決められているのでしょうね。
映画もいいけどライブの魅力はまた格別ですね。すぐまた行きたくなりました♪
Commented by 甘栗 at 2012-01-21 14:53 x
違う話でごめんなさいm(_ _ )m

今日、更新した「翡翠」のレポで、まみみさんの宿泊記事と
リンクさせていただいたのですが
もしご迷惑だったらはずします。
事後承諾ですみませぬ

私はミュージカル関係のお仕事もここ数年いただいてるので
本当はもっと見ないといけないんだけど、苦手なものも多くて・・・
特に「キャッツ」はトラウマになるくらい、ムリでした・・・
なんで、動物つながりでライオンキングも恐怖が・・・

Commented by mamimi-loves-leo at 2012-01-21 16:08
甘栗さん。
え~!あちらのブログ更新されたんですかっ!ほぼ毎日チェックしているのに!
と、大急ぎで拝見してきました(^^)/ ご紹介いただいてありがとうございます。
ご迷惑だなんてとーーんでもない。とても嬉しいです(^^)v
実は!
私も大昔(子どももいない頃)に観た「キャッツ」が全然感動できなくて、
そのまま四季そのものにも興味を持てずにいました。
その後10年ほど経って子どものお付き合いで(夢から醒めた夢、だったかな?)
期待もせずに観に行ったら思いがけず楽しくて、以来いくつも観ています。
今回も友人に「私、動物ものには感情移入できないけど大丈夫かなあ」
なんて言いながら行ったんですよ!
キャッツが印象薄なのがかえって不思議な気さえしています。