「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」

四年に一度の2月29日、水曜日。

れおと時間いっぱいまで公園にいたので、友人との約束の時間に遅れそうになり
けっこうな吹き降りの雪の中、大急ぎで六本木ヒルズへ走りました。
                           映画館の前はけっこう積もっていましたよ。
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きっとガラガラね~、貸し切りかもね~、なんて言っていたら、とーんでもない、
雪の朝の一回目だというのに場内はほぼ満席でした。

ものすごくうるさくて、ありえないほど近い
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良かったです・・・ 観て良かったです。

これは友人の希望で観に行くことになったので、予備知識はうろ覚えの予告編のみ。
このよくわからないタイトルも、邦題を付ける人が懲りすぎたのかと思ったぐらいですが
まさに原題 「Extremely Loud and Incredibly Close」 の直訳で、
しかも全編にわたっての伏線でもありました。

この主人公の9歳の少年に「アスペルガー症候群」的傾向がある、という大前提。
(私はほとんど知識がないので、映画から受けた印象やちょっと調べた範囲で書きます。)

彼、オスカー少年は知能は大変優れているのですが、
とても得意なことと不得意なことが極端にはっきりしています。
何かに興味を持つと徹底的に調べ、データの収集や分類、その記録等はすごいのですが
人とのコミニュケーションを上手く取るのが苦手。
興味が集中してしまうので、周りの空気や相手の感情にまで気が回らない。

トム・ハンクス演じる彼のお父さんは、彼の全てを理解し認めて、その傾向を活かしつつ、
例えばちょっと不思議なプロジェクト、課題を与えて公園等のロードワークに出し、
彼の大好き、大得意な「調査」の過程として通行人に苦手なインタビューをさせたりして、
大きな愛と長い目で見守りながらゆったりと導いていて、
サンドラ・ブロック演じるお母さんもその夫を愛し信頼し、心を一つに
「難しい」ところのあるオスカーと3人、愛に溢れた家庭を築いていたのです。

そこへ、あの、9.11。

小さな宝石店を経営しているお父さんが、たまたまそのときだけ、
普段いるはずの無いWTCの106階で人と会っていて、犠牲になってしまいます。

そこから、あまりにも突然の、理不尽な不幸に、心に大きな傷を負ったオスカーが、
彼特有の感性、感情を持て余し、あがき苦しみながらも
ほんの一筋の光を見つけたと信じて彼なりの癒しの儀式、心の旅に出る・・・

もう少年も、彼を取り巻くいろんな人々も、とにかく素晴らしいんです。
あれもこれも書きたい・・・ でもこれ以上下手な説明して、興味を失って欲しくない!
泣いて、と言わんばかりのところは殆どないのに、とにかく涙が出る出る。
お母さんも素晴らしい。(しかもすごく綺麗~、サンドラ・ブロック)

アメリカ映画の、地底からヘンなものが蘇った、とか、よその星がどうした、でない、
こういう映画は、ときどき途方もなく良くて驚かされます。
今回もさほど期待せず、気負いもなく観たのですが、完全に心を乗っ取られました。
それでいて、救いがあるんです。最後には。後味が絶望ではないんです。

いい映画を見たなぁ・・・と、しみじみした雪の午後でした。






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by mamimi-loves-leo | 2012-03-01 20:28 | お出かけ | Comments(4)

Commented by そら&りきママ at 2012-03-02 00:17 x
いいですねー、良い映画を観れて!
この映画もすごいキャスティングだなぁと気になりつつ、
子供がどんな役柄なのかよくわからずにいました。
なるほど…
この男の子、日常では何ヶ国語も話せてすごく頭がよい子なんですよね。
トム・ハンクスやサンドラ・ブロックもいいけど、
今回のアカデミー助演男優賞ノミネートのマックス・フォン・シドーの
演技が素晴らしいとテレビで誰かが言ってました。
なかなか映画館まで足を運ぶ時間がとれずに、観たい病ばかりが
悪化しそうです!
Commented by まろん at 2012-03-02 20:01 x
これCMでみたことあります。私も子供の役柄がわからずいましたが、なるほど・・・。奥が深いお話しなんですね。私は大学のときこちら方面の勉強をして
今も小学校でお手伝いしているので是非観てみたいな。トムハンクスの演技大好きなんです。
サンドラブロックも素敵ですよね~。


Commented by mamimi-loves-leo at 2012-03-02 23:26
そら&りきママ さん。
9.11で父を亡くした云々の宣伝文句だけが記憶に残っていて
後は何も知らずに観に行きました。
あたりまえのことですが、
あの大惨事の犠牲者一人一人に家族があって
それぞれがそれぞれの苦しみを抱えてその後生きて行くのだなあと
あらためて思い知らされました。
アメリカの家庭と言うと離婚率の高さとかばかりが
すぐに浮かんでしまいますが
こういう、大切に家族肩寄せ合って、愛し合って、
ささやかな幸せを大事に大事に暮らしている人も
たくさんいるんですよね。
Commented by mamimi-loves-leo at 2012-03-02 23:28
まろんさん。
ぜひ観て欲しいです!
そういう勉強をした方はどういうふうに観るのかしら。
私もこうと知っていたら、
少し予備知識を入れて行けばよかったと思っているんですよ。
感想を聞かせてもらいたいです。