お薬について

れおの足は、お薬の力を借りてですが、まったく普通になって
今日も朝から軽やか~に家の中を小走りで行ったり来たりして遊んでいます。

足の運びがスムーズになるということが、腸の動きに直結することは確かで
土曜日以来、その前三日間に出切らなかったモノがこんなにあったのね・・・と
しみじみしてしまうぐらい、快調に着々と大作を生み出しています。

今回、消炎鎮痛剤を処方していただいたことは足にもお腹にも良かった、と思っています。

私は、父が内科医だったこともあって、お薬を飲むことにあまり抵抗がないですし、
今回「消炎剤」を使うことで、れおの足に起きている炎症が早く治まるのは有り難いこと。

自分自身に関しても、腰が痛いときなど、
それをかばって変な動きをすることで他のところがおかしくなるとか
どこかが「すごく痛い」という理由で周辺にも弊害が及ぶことも多いし
なにより「痛い」のはすごく辛いし、「痛いところがある」というのは精神的にも辛いことなので
あれこれ悩むことなくさっさと痛み止めを飲むことにしています。

でも、お薬は大切、有り難い、だからこそ
むやみに使っちゃいけない ということも、よーく知っているのです。


まだ私が学生の頃。
家には、捨て猫だったメスの猫がいました。
小柄で痩せてて、でも気の強さは半端じゃない、チビコ。
後に私が拾ってきたオスの ぼくおちゃん をいびり倒して追いだしたのもこのコ。

このチビコが威張ってられたのには理由があって、
そのころ家の近所にはニャジラのような茶と白のボス猫がいて
よく「縄張り争い」をしては新参者を追い払ったりしていたのですが
このボス猫を母が、上手く手なずけたのです。

このコ、チャーくんは、生粋のノラ猫なので、まったく懐いたりしなかったのですが
ときどきうちのベランダを通っているのを見た母がちょっと食べ物を置いておいたら
最初はこちらの見ていないときに食べて、そのうち見ていても食べるようになり
ついにはお腹がすくと、ベランダのガラス越しにきちんとこっちを向いて座って
催促するまでになったのです。
さらには、食べた後もうちのベランダでゆっくりお昼寝をしているようになりました。

その「一宿一飯」の恩義を感じたのか、チャーくんはチビコをすごく立ててくれて
外遊びから帰ってくるチビコの後ろからチャーくんが付いてくるのを見ると
全く母の言うとおり、「用心棒引き連れちゃって。」という感じでした。

でも、手から食べる、なんていうことはあり得ないほどずっと警戒していて、
一度など、お皿からこぼれたのを拾ってあげようと手を延ばしたら
フーッッ!! と、思いっきり深く引っ掻かれたこともあるぐらいです。

ところが、ある冬、そのチャーくんが何日か姿を見せないと思ったら
毛並みはボソボソにやつれて、眼ヤニと鼻水でカピカピになった顔で現れたのです。

すぐに温めたミルクや、高級な方の缶詰をお皿に並べたのですが、
ネコは匂ってからじゃないと食べないので
鼻が詰まってダメになっているチャーくんはまったく食べようとしません。
もちろん手から食べさせることもできず、食べて、食べて、と声をかけるしかできません。
しばらくこちらを向いて座っていましたが、そのうちまたどこかへ行ってしまいました。

次に現れたときはもっとひどいことに、おでこからずっと顔の半分ぐらいが
皮膚病なのか、傷が感染して膿んだのか、真っ赤にただれて血膿でドロドロ。
しかもその日は冷たいみぞれの日で、濡れそぼって震えながらこちらを向いて座っていましたが
そのうちまたどこかへ・・・

そんなチャーくんを見た母は、
「とにかく体を暖めなくっちゃダメ!」と、
ちょうど家にあった大きな発泡スチロールの箱の中に段ボール箱をはめ込み、
中に古いタオルを敷きつめて、さらにホカロンをいくつもタオルの下に並べて、
その箱をクリーニングやさんのビニール袋ですっぽりくるみ、
ビニールの面に一カ所だけ切れ目を入れて上にあげて出入り口を作って
その面を手前にしてベランダの隅っこに置いたのです。

「あの警戒心満々のコが、そんな捕獲箱みたいのに入るわけないじゃない」
と言っていたのですが
なんと、翌朝見ると、その中にチャーくんが入っていたのです。

チャーくんがフラッと出ていったすきに
一カ所しかない切れ目から手を突っ込んで、古いホカロンを回収しては新しいのを入れて、
母は温室のような箱の中でチャーくんを暖め続けました。

でもそのうちあまり出ても行かなくなり、そんなときは居ながらにして交換するのですが
037.gif「ホカロンを取り替えるときね、チャーくんったらちょっと腰を浮かせてくれるのよ。
 ママがしてあげてることがもうわかってるのね。」
チャーくんも協力的にはなっているようでした。

さらに母は、
「鼻が治らなくちゃ何も食べないから」と言って、
なんと、家にあった抗生物質のカプセルの中身を少しの水で練って、それを自分の指に付けて、
箱の中にいるチャーくんの口に指を突っ込んでそれを口の中に塗りつけたのです。

もうあれには驚きました。
チャーくんがずいぶん弱っていて、ホカロンこそ取り替えさせてくれたとは言え、
私は手を延ばしてひどく引っ掻かれて、しばらくズキズキ痛かった経験があるし、
母もちょっと手を動かすタイミングが悪かったりして何度も引っ掻かれていたのに
口の中に指を突っ込むなんて・・・

その抗生物質は、家では風邪で熱が出たときに飲んだりしていましたが
でもそれを飲んでもすぐ風邪が治るわけではなかったので
母のそのあまりにも無謀な行動に、私は内心、
「そんなことまでしても・・・もうチャーくんは残念だけど寿命では・・・」と思っていたのです。

ところが!
翌日、箱からのっそりと出てきたチャーくんの顔を見てビックリ005.gif
膿や鼻水でドロドロだったチャーくんの顔が、すっきりサッパリと乾いていたのです。
一体どこがどうなっているのかわからないほどだったのに、
何カ所かに島のような赤むけができている、ということがわかるように。
しかも、出してあげたミルクとフードを、クンクン匂ってペロッと食べたのです。

それからの回復は見事でした。
2,3日で、赤むけの島にポヨポヨと毛が生え始め、あっという間に元通り。
何日ぐらいその箱に入っていたか、良く覚えていませんが、
「もういらないわね」と片付けるとき、
この中で死んじゃうのかとも思ったのに・・・と感無量だったのは覚えています。

その時の経験。

「ノラ猫で、抗生物質なんてのんだことないから、劇的に効いたわ。」
と母の言った言葉がとても印象的でした。
まさに生死を分けた投薬。

私のように、もう手遅れなぐらいいろんなお薬の影響を受けているのとは違って
ワンコは、れおは、気を付けることができると思います。
何ものませないのでなく、でも決して安易にのませることはなく、
その都度、獣医さんときちんと話して、説明を受けて、
納得して対処法を考えていこうと思っています。

もちろん、獣医さんのお世話になるようなことがなければ、
それが一番、望ましいのですけどね・・・



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by mamimi-loves-leo | 2012-06-04 20:28 | 考えたこと | Comments(8)

Commented by まろん at 2012-06-04 21:01 x
チャーくんのお話感動的でした。
我が家もなにかと猫には縁があり、同じように野良猫にダンボールハウスを作っては提供したり、病気の子を看病したり。ただ、あの頃って猫にどんな薬をあげていいかよくわからずで・・・。
一番可愛がっていた猫が多分寿命で姿を消してしまったときは、一年以上毎晩泣きつづけるのでうちの母もさすがにあきれていました。不思議な話なんですけど、私のペットが亡くなると必ず同じ現象が起きて、どうもお別れに来てくれるみたいです。
私は最近はもう違いますが、ちょっと前までは意地でも薬を飲まない人で、ごくたまーに飲む薬の効くこと。効くこと。楽しいくらいです。
Commented by チップ&デールママ at 2012-06-04 21:05 x
私もまったく同感です!!
ワンコは身体が小さい分、なるべく投薬を避けたいところですが
絶対に必要な場合がありますよね
ちまたでは犬猫用にやたらと自然派を歌った商品が出てますが
ほとんどが根拠なしの無意味ですもん
(アメリカの農薬が自然派ノミダニ除けで売っててビックリ!)
うちはアレルギーという根本的な体質の治療があるので
お薬の過剰投与はしない方向でいつも相談してますが
体質、その子の性格、状態と、いろいろ獣医さんと話あって
決められて、適切な投薬ができる事はとっても大切だと思ってます
昨日もそんな事をプールで先生と話してました
ワンコって、入院するとすぐ弱るから
内科治療のいい先生が増えるといいな〜といつも思ってます♪
Commented by まりっぺ at 2012-06-04 21:21 x
私も昔、くしゃみしまくり、鼻水ダラダラのノラちゃんに極微量の葛根湯を水に薄めてやったら、翌日には元気になっていたことがあります。我が家にいた権之介は大の医者嫌いで、晩年、便秘気味だったので、よくヤクルトを薄めて飲ませたり、最後の頃は子供用のオロナミンCを薄めて、栄養を摂らせていました。
で、当の私はまみみさんと同じく薬(や注射)に抵抗がない。というか、むしろ、なさ過ぎて、最近は睡眠導入剤があまり効かなくなってしまいました。今夜まみみさんの記事を読んで、薬に対する意識を考え直さないといけないなぁ~とつくづく反省…
Commented by クーママ at 2012-06-04 23:34 x
ご無沙汰してしまいました(;´Д`A
れおくん、心配ですね…
お薬飲んで、早く回復して欲しいです(T ^ T)
痛みはもうないのかな?
ママが早く気がついてくれて良かったね(*^^*)
早く治って、また元気いっぱい走り回れますように!
Commented by mamimi-loves-leo at 2012-06-05 15:21
まろんさん。
関わりが深くなっちゃうと、最後はやっぱり寂しいですよね。
結局チャーくんも、最後は来なくなって・・・それきりでした。
でも本当ならこのときに死んでいたでしょうから、
その後も数年、食べるのに困らない生活を送らせてあげられたので
こちらも納得できたような気がします。
薬が効くのって、そう、楽しくなるわよね!
悪かった体調が良くなるのって、本当に嬉しいものね~(^^)/
Commented by mamimi-loves-leo at 2012-06-05 15:47
チップ&デールママ さん。
なんでもかんでも「お薬」を全否定する人もいるけれど
取れる痛みなら取った方がいいし
ウィルスや細菌と戦うにしてもそのことで体力をすり減らすぐらいなら
薬で助けてあげた方がいいと私は思います。
当たり前のことだけど考え方は人それぞれ、
でも結果は自己責任だから、飼い主さんが良く考えて納得していれば
それぞれの方法でいいんですよね。
心から信頼できる、名医だ!と思える獣医さんに出会うことが
本当に大切だと思います・・・
Commented by mamimi-loves-leo at 2012-06-05 15:55
まりっぺさん。
うちに昔いたネコも病院が大嫌いで、だから往診を頼んだのに
察知した患者が逃げて不在なんてこともありました。
睡眠導入剤も、正しく使えばまったく問題なくて、
むしろ寝酒の方がずっと悪いぐらいだそうだけど
どんどん量が増えてっちゃったらやっぱり良くないでしょうね。
私も、今日は何もかも忘れて死んだように眠りたい!っていうときに
導入剤飲むのは・・・嫌いじゃないんですよ(^^ゞ


Commented by mamimi-loves-leo at 2012-06-05 16:01
クーママさん。
ありがとうございます。
おかげ様で、もうすっかり普通なんですよ。元気そのもの。
でもあと二、三日はお散歩も2~30分止まり、と言われているので
帰りたくないよー!というストレスの方が心配なぐらいです^^;
でももう少しの辛抱、ここで無理して振り出しに戻らないように
私も必死で我慢しています・・・