変わらないもの、変わるもの

季節は急速に冬に向かっていますね。今日は寒かった~

昨日は私の二つめの母校、高校大学生活を過ごした音楽学校の学園祭に行ってきました。
5,6年前に一度立ち寄ったことがあって知っていたとは言え、
最寄りの私鉄駅を降りて目の前に広がる景色は以前の面影が全くなく開発されていて
思わず地図で学校の方角と道順を確認してしまうほどでした。

でも学校に近づくに連れてだんだん昔の様子がそこここに残るようになってきて、
懐かしさから思わず足取りも早まり・・・ 着いた校舎は昔のまま。
そこで私を迎えてくれたのは、高校三年間を同じクラスで過ごした旧友たち。
一気にタイムスリップしたような、不思議な気持ちに包まれました。

そして、何十年ぶりかの母校、平成の学園祭は・・・ 素晴らしかった012.gif
私たちの頃とは大違いの、活気に溢れた素敵な学園祭でビックリ。

私たちの頃は、学園祭用に仕立てたオーケストラが一つあるだけで、
それ以外はどこでも同じような模擬店があるだけの感じでしたが
今の学園祭にはオーケストラもいくつも組まれていて
学園祭用に作曲された曲を演奏していたり、弦楽合奏あり、木管アンサンブルあり、
屋外にも特設ステージが組まれていて、
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もうこの世界では名の出た高校生、大学生の演奏家をソリストにした協奏曲の演奏あり。

それだけでなくて、
高校生たちもそれぞれのホームルームで喫茶店など模擬店をしていて
それは私たちのころと同じなのですが
大きく違うのはそれぞれどの部屋でもライブハウスのように生演奏をしていて
ピアノやバイオリンやフルートや、もうあちこちから音楽が溢れているのです。
ほんとに楽しそうに、お祭りを楽しむのと同様に音楽を、音を楽しんでいる、

043.gif「これこそ本当の音楽学校の学園祭ね!」
025.gif「私たちの頃、なんであれができなかったのかしら・・・」

と、話し合ったわけですが、
昔の私たちは、演奏することが楽しい、幸せ、という域に達することがなかなかできなかった、
もちろんそのころから楽器の申し子のような天才はいて、その方たちはできたのでしょうが、
トップの一握りの人以外は練習してなんとか少しでもうまく弾けるようになることに必死だったり
それなりに頑張って音校に入ったけど自信がなくてとても楽しいなんて思えなかったり、
そんな、我も我もと楽器を手に手に楽しく参加、とは思えない人の方がずっと多かった。
音楽ならぬ、音が苦、なんて言われたりもしていた。
楽器の演奏は、自分一人で家で楽しむならともかく、
人前で弾くのは学校の試験とかコンクールとか、プレッシャーのかかる辛いもの、
という概念がどこかにあって、とてもじゃないけど
聴いてもらってナンボ、楽しんでもらってナンボ、なんて思えなかった。

今の学生は、上手とか下手とか、練習不足とか時間がとか、そんなことと関係なく、
とにかく音楽が好きだから、楽器を弾くのが楽しいから弾いているの。003.gif と、
学園祭というお祭り騒ぎや、高校大学と言う学校生活を楽しむことと、
楽器を練習して音楽を学ぶこととが全く矛盾しない、すごく自然な関係。

私は、良く人から
「どうして娘さんを音楽の道へ進ませなかったの?」と聞かれるのですが、
それは、ちょっと習わせてみたけど彼女たちがそれほど夢中にならなかったし
お尻を叩いて練習させて音楽学校へ入れてみても決して楽しくないだろう、と思ったから。
だからさっさとあっさりと辞めさせてしまった。
私は楽器を弾くことはもちろん嫌いじゃないから、
オーケストラや室内楽など合奏するのはすごく楽しかったけど、
一人でこつこつ練習して人様に聞いてもらうことは当時全然好きじゃなかった。
それが楽しいと思えたのは卒業して「採点」されるプレッシャーから解放されてから。
だから私の思い出の中での高校大学は、手放しで楽しかった!と思えるものではなかったから
ぜひ娘をあそこに入れたい!とは思わなかった。

でも、もし私が昨日見たような音楽学校生活を送っていたなら
娘にもあの楽しさ、喜びを味わわせてあげたい!と思って
もっと「音楽って楽しいのよ、演奏って楽しいのよ」ってことを強調しながら
一生懸命その道へ導いていたかもしれない。

今回私たちを召集して学園祭を案内してくれた、
母校のピアノの先生になってずっと学校に関わっていた同級生に
「いつごろからこんな感じになったの?」と訊くと、

045.gif「顕著なのはここ5,6年、やっぱり『のだめ』の影響が大きいわね。」 と。

う~む、そういうことか。すごい影響力。

きっかけはどうあれ、
母校の後輩たちの活き活きとして楽しそうな音楽生活を見て
私までとても嬉しく楽しい気持ちになった。
ちょっと私も楽器を練習しなおして、演奏を楽しんでみようかな、なんて。




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by mamimi-loves-leo | 2012-11-03 22:40 | 考えたこと | Comments(2)

Commented by いーの at 2012-11-04 07:07 x
私自身、小さい頃からエレクトーンをやっていて、
楽譜が読める事は外国語を1つ覚えるくらい
コミュニケーションに役立つと感じていたので、
自分の娘にもクラシックバレエかピアノ、
本人に選んでもらって通わせました。
結果ピアノを選んだのですが、弾くのが楽しいようで
受験の時も他の生徒さんがレッスンをお休みする中、
ずーっと続けて、高校生になった今も先生のお世話になっています。
それはきっと褒めて煽てて、音楽に触れる楽しさを教えてくださっている先生のおかげだなーと思いながら。
(音楽を仕事にする気は無いようですが…)

うちの娘を教えてくださっているピアノの先生とまみみさん、
もしかして同じ学校のご出身かも?
Commented by mamimi-loves-leo at 2012-11-04 20:07
いーのさん。
弾くのが楽しい、って素晴らしいことですね。
うちの長女も楽しむためのピアノはまだ続けています♪
でも専門にしちゃうと絶えず実力以上を目指してしまったり
楽しいばかりでないことがたくさんあって、苦しきことのみ・・・
になっちゃったりするんですよ。
でもそれでも音楽が好き、楽器が好き!っていう空気が溢れていて
今の子供はいいなー、素敵だなーと思いました。
お嬢さんも、ここまで続けていらしたらもうピアノは一生のお友達ですね。
素敵なことだな~と思います。
素晴らしい先生に巡り合えて良かったですね(^^)/