「ヒッチコック」天才だけが天才じゃない
久々の映画鑑賞、
「ヒッチコック」 観てきました。
アンソニー・ホプキンスが演じているのだから、つまらないはずがないないわ、と
大船に乗った気持ちで行きました。
確かに面白かったです。ずっと飽きることもなく集中して観ていられたし。
あの「サイコ」を企画、制作していくヒッチコックとその周囲の人々を描いた映画です。
「天才の閃き」という形而上のものに「物差し」をあてて規格にはめようとする
映画会社や映倫の人々との戦い、とか、
ヒッチコック自身の「天才であり続ける」ことへの執念とか葛藤とか。
でも、その全ての戦いに実際に挑んで勝利していくのは
ヒッチコック自身ではなくてその陰にいた妻のアルマだったんですよ、という映画。
アルマ自身も大変才能豊かな優秀、有能な人だったのですが
彼女は「天才」になるには良識的で寛容で賢明過ぎて、
内なる要求や降りてきた感覚、感情だけを振りかざして周りも見ずに突き進む、という
「天才鬼才」と言われる人のような振る舞いはできない。
そういう振る舞いができない人が「天才」でないわけではないのに
まさに「天才的」な夫の蔭で「妻」として生きている。
どんなに素晴らしい天才的アイディアだって頭の中にあるだけじゃだめで
それをきちんと人に問える形にして見せないと世間の評価は得られない。
そしてその作業をする人をも天才(アイディアを出す人)と等しく評価すべきと
天才自身も(やっと)気付いて感謝して・・・めでたしめでたし。
ヒッチコックは気付いて良かった。
気付かずにとんでもないことになった人を知ってます。
素晴らしい感性で走り書きのようにデッサンしたお洋服を
天才パタンナーの妻がひだの一つのボリューム、長さ、質感まで
絶妙な計算で形にして彼を世に出したのに・・・
天才でも人間である限り感謝を忘れてはいけませんね。
映画自体も、ヒッチコックより奥さんのほうが印象的で魅力的です。
何気ない普段のファッションがどれも本当に素敵。
絶対に無理だけど、
歳を重ねてああいう風にあれたらいいな~と、うっとりと見ていました。
そして、至極当たり前な反応ですが、
久々に「サイコ」をもう一度観たくなりました。借りてるだろうな~、みんな。ヒッチコック作品
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by mamimi-loves-leo | 2013-04-17 20:35 | お出かけ | Comments(2)
時に、良識的な考えや常識的な賢明さが、自分の才能にブレーキをかけてしまうこともあるのですね。。
天才鬼才と呼ばれる方たちは、自分の感覚などを周りを気にするより表現することを優先されたりするのでしょうかね…
人間は完璧になるのは難しいでしょうから、ご夫婦でお互いのよいところ悪いところを認めあって、助けあっていけることが理想なのでしょうね(^_^)
などと、少しずれてしまって申し訳ありませんが、脳天気な私はそう思ってしまいました(>_<)
天才鬼才と呼ばれる方たちは、自分の感覚などを周りを気にするより表現することを優先されたりするのでしょうかね…
人間は完璧になるのは難しいでしょうから、ご夫婦でお互いのよいところ悪いところを認めあって、助けあっていけることが理想なのでしょうね(^_^)
などと、少しずれてしまって申し訳ありませんが、脳天気な私はそう思ってしまいました(>_<)
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mamimi-loves-leo at 2013-04-19 07:04
くーまたんさん。
おっしゃる通りだと思います。
助け合って補い合って、そしてそれぞれが認め合えれば理想ですね。
一番近くで守り支えてくれている人のことは(親もそうですが)
気付きにくく当たり前と思ってしまいがちです。
感謝を忘れないようにしたいです。
おっしゃる通りだと思います。
助け合って補い合って、そしてそれぞれが認め合えれば理想ですね。
一番近くで守り支えてくれている人のことは(親もそうですが)
気付きにくく当たり前と思ってしまいがちです。
感謝を忘れないようにしたいです。