トレーナー体験記

とにかく一歩踏み出さねば、と、早速トレーナーさんに来ていただいてお話を伺った。
のだが、う~ん、どうなのかなあ、ちょっと違った気もする・・・

いらしたのは若いおじょうさん。これは知っていました。サイトでもわかったし。
ちゃんとお勉強して資格も取った方なら、年齢は関係ない、と思っていたので。
だけど・・・1時間だけですがお話してみて、失礼ながらやはり経験が大切なのかな、と。
こうだから、こうです。こうではないので、わかりません。
と、いかにも教科書の中の判断に尽きたような気がする。
もちろん教科書すら知らない私には、タメになることもあったのですが・・・

では具体的に。まずここ最近のキッチン音関係は、
ここで吠えれば必ず声をかけてくれて皆がこっちを向く、と学習したからだと。
室内にいて、外のヘリコプター等に反応するのも同じ理由。
この見解はちょっと納得しにくかったのですが、その解決法がもっと納得できない・・・
曰く、犬と人間の共生の理想の形は、犬は基本的にクレートの中にいるべき。
犬は自由すぎると絶えず神経を研ぎ澄ませていてかえってストレスフルなので、
安心できる場所=クレートに入れておく。出すのはたっぷり十分にかまってあげられるときだけ。
基本的に、家族に吠えるのはほぼ全て「かまって」という要求。
自由すぎて、そのわりに放っておかれると無駄吠えをする。

問題が収まるまでかと思って「いつまで?」と聞くと、ずっとです、と言う。
そういう流派もあるのだろう。でも一方、パートナードッグ、という考えもある。
そっと足もとに寄り添い、飼い主の心を読もうとこちらをしばしば見上げる。
飼い主の役に立とうと、与えられた仕事を嬉々としてこなす。
私はそれを目指しているのだ。れおにならきっとできるはず。

「そういう飼い方はしたくないんです。」と言うと、
「う~ん、それではむずかしいですねぇ、犬は本来そういうものですから。」と。
でもここで論争していても始まらないし、その一言で帰られちゃたまらないので、
待て、を徹底するやり方を聞いてみた。

それは確かにタメになりました。
れおは、ある程度の待てはできていたので(ここは自慢です(^^))
早速次の段階、例のキッチンブラインドを上げ下げしても待っていられる練習。
これはチョークリードを使って、吠えたらかなり強く下に引っ張る。
2度ほどで吠えなくなったら、音がしている間中(10秒程)高い声で誉め続けて
音を止めた瞬間にごほうび。これを数回。
できたら次はチョークをはずして同じことを数回。

私が学んだことは、吠えないで我慢しているのをこちらも固唾をのんで見つめるのでなく
絶えず誉め続け励まし続けること。
そして短いスパンで音を止めて即おやつをあげること。
これはいい!これでどんどん練習して行こう!

さらに外の車バイクは、好きになることはありえないから完全に止めるのは不可能と。
そういう道は避けた方が、的な方向。
ただ、飼い主を守るために吠えているのもあるので
こちらが車、バイクに身構えずに知らん顔していること、と。
「吠えるかも」と心配する気持ちはリードで必ずれおに伝わります、と。
それはわかる。吠える道に出る前に必ず身構えるから、私。
でも飛びついたら危ないもの~ 止めるために心がけることは?
で、結局、それもこれも待ての徹底に尽きるという。
でしょ?だったらクレート飼育をしようがしまいが、待てを最初から教えてくれれば・・・
などともちろん口には出さず、待てだけをひたすら教えてもらって、お時間。

やっぱり公園でお会いしたトレーナーのほうが一枚も二枚も上の感じ。
(お値段も一枚も二枚も上だけど。)
当時の悩みは車だけだったけど、彼も確かに完璧はムリと言いつつ、だけど、
「我慢できる範囲を広げることはできます。
 ほら、今少し道の音が聞こえてるけど平気でしょ?
 この平気の範囲をひろげるのです。」
なんてリーズナブル!
 
でも一度経験してみてよかった。方向が見えたから。
最初に電話したときには
「吠えるのには必ず理由があるのでまず分析して」なんて言われて期待したけど
画一的に片づけられた感はなきにしもあらず、
でもれおの考えていることが、そんなに簡単に彼女にわかるはずないわよね。
だって、私にわからないぐらいなんだから!
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とりあえず待ての練習を
続けていこうというのが私の結論。
室内音はそれでずいぶん
変わる気配があるので。
夏休みに入ったらすぐに
JINパパさんが調べて下さった
都の講習に娘と参加の予定です。

       
          ちゃんと待ってるよー。 
         ママおやつ持ってる?

by mamimi-loves-leo | 2010-05-25 20:19 | 今日のできごと | Comments(4)

Commented by まろん at 2010-05-25 21:37 x
お疲れ様でした!今日のお話聞くのを楽しみにしていました。
そうですか・・・。やはり、なにもかもぴったり同じような考えでとはいきませんよね。
いいとこだけ、いただいちゃいましょう!
れおくんに合った、ご家庭の教育方針が一番ですよね。一緒に暮らすのは家族なんですから。
私も家族と一緒という考えなので、ずっとクレートに入れておくのは抵抗ありますよ~。
負担にならないよう、できそうなことからがんばってくださいね!応援しています!
Commented by JINパパ at 2010-05-25 21:46 x
こちらの思いと少しギャップが有りますよね。お留守番の時ならわかりますが、パートナードッグって思いわかりますよー。本来そういった思いで無いと犬を飼いたいって思わないですよね。そー言えばうちの子も車は大丈夫でしたがバイクと観光客のキャリーの音には反応しましたが、今はまったくなくなりました。これは吠えるなって思う様になった頃に手前で見つけて引き寄せて撫でてたんですが(落ち着かせようとして)それえを繰り返すうちに勝手に気にしなくなりました。私が教えて貰った先生がシェルティー飼われてる方でしたからか言われる事も応えて貰った事もこちらはぽかーんと口を開ける位納得の言葉でしたからちょっと寂しいですね。
Commented by mamimi-loves-leo at 2010-05-26 09:37
まろんさん。
そう、いいとこだけいただこうと思ってます(^^)
でも正直、クレート入れっぱなし推奨派の意見を初めてじっくり聞いて
全く納得できない、どころか、この人は犬が本当に好きなのかな?とさえ
思ってしまいましたよ。いろいろですね~
私はまだ懲りてないので、さらに情報収集中です。
自分でもオスワリ、マテを練習しつつ、次の機会を模索中でーす。
Commented by mamimi-loves-leo at 2010-05-26 09:59
JINパパさん。
おっしゃる通り、犬が飼いたい、と思うのは、生活を共にしたいということですよね。
クレート飼育が服従教育の基礎、とも言ってました。
なんか違うんですよね~
JINくんがキャリーを克服したお話、とても勇気づけられました。
れおの反応の急変で慌てふためき、車の道で私が落ち着いていませんでした。
娘が一度公園で、シェルティーを飼ってるというトレーナーに会ったというので
その方を探そうと思います。
ケガの功名というか、れおの問題点がかえって
はっきりしぼれた気がするので、私も冷静に一つ一つ対処しようと思います。
いつも本当にありがとうございます!!