観てきました
三谷幸喜氏が三年ぶりにメガホンをとった、と、鳴り物入りの、
もちろん氏の脚本による映画です。
公式サイトによると、
「構想十年以上、温め続け、もっとも実現させたかった企画を満を持して」
とありますが、納得です。面白いです。
三谷氏が稀代のストーリーテラーであることは言うまでもないことで、
ストーリーについて、観終わった後いつまでも、いくらでも、
同行の友人たちと話し合ったり、一人になって思い返したりし続けられるし
(だからここでも、あーだこーだと言いたい、書きたいことが山ほどあるけど
自粛してます・・・ 観てない方に申し訳ないから・・・)
そればかりでなくて、出てくる役者さんたちのラインアップがすごくて
主要処のキャストはもちろん、
ほんの数分出演だけの「端役」のビッグネームたちの存在感もすごいから、
本筋にさほど関係ないシーンの、あの人のあの顔!あの目の演技!とか
そんなことでもお腹いっぱいになるぐらい話し合える、思い出し笑いできる、
どーんと満足感の得られる、濃い映画でした。
文字通り、笑いあり、涙あり、そして感動あり、
心の隅々まで痒くしては、満足するまで掻いてくれる心地よさ。
途中、飼い犬にまつわる、あるエピソードが出てくるのですが
三谷氏は現在も愛犬と暮らしているようですが
まさに犬と暮らしたことのある、深く愛したことのある、
そして失くしたことのある人にしか書けなかったシーンだろうなぁ・・・と、
溢れる涙を必死で左右交互に拭いながら思いました。
そこをえぐられたら、耐えられる人いないわよ~、反則よ~、と。
そして、西田敏行さん。最高ですねー、天才。唯一無二!
一度大病をなさったんですよね、数年前。良かった、神様に帰していただけて。
ぜひお体を大切にして、ずっとずっとずっとご活躍いただきたいー。
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